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活動の目的

「ふくちやまCAP」は、「CAPプログラム」(子どもたちがいじめ、虐待、性暴力など様々な暴力から自分を守る暴力防止のための予防教育プログラム)を、ロールプレイやトークタイムを交えながら次の3つのワークショップを使って実施し、子どもたちへの暴力のない社会づくりのために活動しています。

(1)<子ども向け>子ども自身の力を引き出すための「子どもワークショップ」

(2)<保護者の皆さまと地域の皆さま向け>「おとなに何ができるか」を共に考える「保護者(地域)ワークショップ」

(3)<教育関係者の皆さま向け>専門家として何をすべきかを考える「教職員ワークショップ」

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CAPってなあに?

◆CAPとは

CAP【Child Assault Prevention】=〔子どもへの暴力防止〕のことです。

子どもには特別に大切な3つの権利「安心(あんしん)自信(じしん)自由(じゆう)」があります。

様々な暴力によってその権利が奪われないように「子どもへの暴力防止」に取り組むことにより、

①子どもの、「自分を大切な存在だと思う感覚(人権意識)」を大切にし

②かけがえのない存在として一人ひとりの多様性を尊重し

③次代を担う子どもの“現在(いま)”を大切にし

④安心して子どもが健やかに成長できる社会が作られます

そして、すべての人が、自分を大切な存在だと実感できる社会へとつながっていくのです。

 

◆「ふくちやまCAP」って何をするところ?

「ふくちやまCAP」は子どもへの暴力防止のために活動している団体です。

子どもが いじめ・虐待・性暴力や犯罪など危険な目にあわないで安全な環境で安心して成長してほしい・・・
そう願っている人は多いはずです。

しかし、いくら子どもが心配でも、おとなが一日中そばにいて守ることはできません。

でも、何かあった時、子どもにその対処の仕方を教えるだけでなく、学校や保護者、地域が一緒になって考えていく必要があります。

子どもへの暴力が後を絶たない今日、子どもが自分自身の力で暴力から自分を守る力を引き出すとともに、子どもたちの声を聴くことのできるおとなが増えるよう、私たちは日々活動しています。

家庭・地域・学校が一体となって子どもの安心・安全を守る、そのお手伝いをするのがふくちやまCAPなのです。

具体的には、学校や地域などで、子どもとおとなの両方が「CAPプログラム」(子どもたちがいじめ、虐待、性暴力などさまざまな暴力から自分を守る暴力防止のための予防教育プログラム)を受けていただくことにより

  • 子どもが自分を大切な存在だと思う感覚を育む種をまきます。
  • おとな同士、おとなと子ども、そして子ども同士が助け合い、安心・安全な生活を送るためのアイディアを増やします。

 

CAPプログラムを受けてね

PTAや地域、学校などでの活用法

  • (保護者の皆さまへ)保護者ワークショップは、しつけなどの悩み、虐待防止、不審者予防等、保護者の方のためのワークショップです。「子どもワークショップ」とセットで受けていただくことも出来ますし、PTAなどで勉強会などをされるときにもご活用ください。
  • (地域の皆さまへ)保護者(地域)ワークショップは、地域(自治会・子ども会・民生委員・見守り隊・110番の家・児童館など)で虐待予防や不審者対策、子どもやおとなの人権を考えるためなどの研修にお使いください。
  • (学校関係者の皆さまへ)教職員ワークショップは、教職員は元より学校関係者の皆さま向けのもので「子どもワークショップ」とセットで受けていただくことが基本ですが、単独でいじめ防止やSNSを使った暴力防止、デートDV防止など教職員の教育・研修の一環としても受けていただけます。

詳しい事はそれぞれのページをご覧ください。

  

 

 

ふくちやまCAP

ふくちやまCAPの概要

◆ ふくちやまCAP

「ふくちやまCAP」は、京都北部地域を中心に、それぞれの想いを持った年齢・性別も違う者たちが様々な分野から集まり、子どもたちへの暴力のない社会づくりのために活動しています。

◆ 団体概要

団体名:     ふくちやまCAP

設立:        2003年

事務局所在地:    京都府福知山市猪崎231−5

正会員:            9名

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公式LINEアカウント

電話:090-8794-2272

Mail:tunagaruアットマークfukuchiyama-cap.com

アットマークを@に変更してください

◆ 主な活動地域

福知山を中心に京都北部全域

メンバー紹介

足立淳子(代表)

私は、以前「子育て支援グループ」を運営していました。0歳から3歳くらいまでの子どもを預かり自然の中でのびのび育て、親は、子育てを一緒に楽しんだり、悩みを話し合える場となるように取り組んできました。活動の中で、いつも気にかけていたのは、子どもにどう言葉をかけるか、接するか、どう話したらお母さんたちが子育てを大変だけど楽しいと感じられるのかということでした。

そんな時に、CAPプログラムに出会いました。

そのCAPプログラムの考え方の2つのことに特に共感しています。

一つは、「人権」の考え方がとてもわかり易いということ。子どもも一人の人として大切な存在であることが実感できます。この考え方が基になり、子どもが安心して暮らせる社会が必要だと感じ、ほかにもいろんな活動をしています。

もう一つは、子どもの本来持っている力を引き出すという「エンパワメント」の考え方です。子どもの自尊心・自尊感情を高めることにもつながります。

私が、いいなと思ったCAPの良さをたくさんの人に知ってもらいたいと思います。

子どもたちに伝えたいこと

◯あなたは大切な人

◯いじめられていい人、暴力を受けていい人は、この世の中に一人もいないんだよ。

◯自分の心やからだを守るために何ができるか、一緒に考えよう。

保護者に伝えたいこと

◯困っている、悩んでいる子どものサインを見落とさないために…。

・困っている子どもに、どんな手をさしのべたらいいのか

・一生懸命子育てしているんだけど、なんかしんどいな、うまくいかないな

こんな時、CAP プログラムを受けてみませんか?

CAPの考え方がヒントになることがあります。

 

山口陽子(副代表)

CAPプログラムというものがあると知ったのは、子どもがまだ保育園に行く前のことでした。

新聞記事の「子どもが、自分で自分を守ることができるプログラム」の文字に、強く引き付けられました。

親が傍に居ないときに、子どもが被害に遭わないように、子ども自身が行動できるようになる方法とは?知りたい気持ちが頭の隅にずっと残っていたのです。

子どもが小学校5年生の頃、保護者会の役が回ってきて、気になっていたCAPプログラムの提案をしてみました。

興味を持ってくれる仲間がいて、はじめてCAPプログラムの講演を実現できました。

最初はおとなだけが受講でしたが、意義は大きかった。

子どもが、自分で自分を守るために必要なことが、このおとな向けの講演で知ることができたから。だからこそ、より子どもたちにも受けてほしい気持ちが強くなったのも事実です。

「あなたは、しっかりと権利を持った大切な人なんだよ」

そのことを知り、友達と一緒に体験する機会は、かけがえのないものになるでしょう。

こどもへ一言

そのままでいいんだよ、あなたはこの世に一人しかいない。自分の気持ちを大切にしてください。

おとなへ一言

こどもが失敗したり、困っているとき、楽しくして喜んでいるとき、気持ちを聴いてあげてください。

大機貴美子

いじめは人が安心して暮らそうとする権利をうばう行為です。いじめられている人だけでなくいじめをやっている人もけっしてしあわせにはなれません。見て見ぬふりをする事もいじめ側にいるのではないでしょうか?

一人で悩まないで信頼出来る大人に話して下さい。

足立勝実 介護職

私は小学生の時に、CAPの子どもワークショップを受けました。自分を大切にするために大事なことを学んだという印象を受けたことを覚えています。

大学生の時に、CAPスペシャリスト養成講座の基礎講座を受講しCAPスペシャリストの資格を取得しました。子どもだけ受ける講座は他にもたくさんありますが、CAPプログラムはおとなも受ける講座です。おとなの理解があることによって、子どもが相談しやすい環境をつくれるということが魅力の一つです。

亀井良一

学校や家庭では、あれやこれやと慌ただしく毎日が過ぎて行きます。与えられたものを黙々とこなす…それは、子どもたちの身体に染み着き、なかなか自分の意見が言えない子へと繋がります。外からの力を弱めることで、子どもたちをもっとエンパワメントできる!

自分自身の権利を知り、自分自身を自分自身で守る。CAPで得るものは、大きいと感じます。